
先週の土曜日にやっていた時代劇ドラマが面白かったので、ドラマの主人公である「藤枝梅安」さんを調子に乗って描いてみました。
ドラマは今時めずらしい『勧善懲悪』。
とてもわかりやすいお話でした。
悪者は完全なる悪者で、罪のない人間を踏みにじり不幸に陥れ、自分達だけ甘い汁を吸っている。
そこへ我らがヒーロー岸谷五朗さん演じる「仕掛人 藤枝梅安」さんが依頼を受け、針でもって天誅を下すのです。(表の顔は針師の先生なのだ)
しかしヒーローといってもそこは裏稼業、香具師の元締から金で雇われ人を殺める職業。
それゆえの苦悩、人を本当には救えない哀しさ、一度踏み入れたら二度とお天道様のもとでは歩けない厳しい覚悟。
根っこは優しくてあったかいそんな梅安さんが、とても魅力的でした。
いよいよ仕事に出ようという夜、ひとり台所に立ち、鯉を美しくさばき、わしわしと夕飯を作る姿が格好良かった!
そしてそれを無言で食べる。
仕事前の儀式なんでしょうなぁ…。カッコイイ。
あ、上の台詞は本当は岸谷さんじゃなくて小日向さんが言ってるんですけど、なんだか心にくっと来るものがあったので借用しました。
ちょっと町から浮くくらい粋なお着物をお召しの梅安さんですが、わたしが描くと……雑です!!く、くそう。
このドラマ、人間関係もまだまだ裏がありそうで、そして魅力に溢れていて、その後や登場人物の背景も気になります。
シリーズ化した暁には要チェックチェックしますよー(´∇`)